猫の捕獲・手術のお手伝い

猫の捕獲・手術のお手伝い

2月1日知人の依頼でメス猫1匹オス猫1匹の捕獲、手術のお手伝いをしました。手術前日に捕獲をし手術の翌日リリースしました。

TNRとは…

「捕獲(Trap:トラップ)」
「不妊去勢手術(Neuter:ニューター)」
「元に戻す(Return:リターン)」

の頭文字を取った保護猫活動です。

TNRを行うことで、繁殖が抑えられ、猫に関わる苦情や交通事故、また殺処分の減少に繋がります。

2月に入り、猫達の発情期が本格化してきました。

個体差がありますが、メスの本格的な発情はオスよりも早く、生後5ヶ月~12ヶ月くらいでやってきます。

オスの場合、生後5~6ヶ月を迎えると精巣が発達して繁殖が可能な体になり、本格的な発情期を生後9~12ヶ月ごろに迎えます。

オス猫は自ら発情するのではなく、メス猫の鳴き声やフェロモンを感じるとそれに誘発されて発情します。

春(2~4月)と夏(6~8月)がピークとなり、年に2~3回ほど発情期を迎えます。

猫は交尾をした刺激で排卵します。交尾すればほぼ確実に妊娠します。

平均的に、メス猫は1度の出産で4〜8頭くらい出産します。1頭のメス猫が1年で20頭前後出産するわけです。さらにその産まれた猫の中にメス猫がいればいるだけ、あっという間に信じられないほどの猫が生まれてきてしまうわけです。

環境省さんのパンフレットに「ふやさないのも愛」というものがあります。

一部抜粋すると…

猫や犬は人が大昔に自然から切り離し、人と一緒に生活するように体のつくりも習性も変えた動物です。適正な数になるように自然環境が繁殖をコントロールしている野生動物ではありません。猫や犬の幸せを保てるよう、数が多くなりすぎないように繁殖をコントロールするのは人の義務であり責任なのです。猫や犬は本能で繁殖するだけで、自分で数をコントロールすることはできません。あなたの猫や犬の繁殖をコントロールできるのは飼い主であるあなただけです。ほんとうに猫や犬を愛しているのなら、安易に生ませたり、繁殖を放置したりしてはいけません。

とあります。

避妊去勢手術をすることにより、望まない妊娠や交尾がなくなり性的な欲求が少なくなります。また、生殖器系の病気の予防や発情期にあるトラブルが減ったり、手術することにより性格も穏やかになります。様々なリスクが減ることにより、寿命も延びるそうです。

飼い猫(犬)、野良猫の避妊去勢手術についてぜひ、一緒に考えてみませんか?

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2706h/pdf/full.pdf

環境省さんの「ふやさないのも愛」ぜひ読んでみて下さい。

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